結局、手術するの?しないの?
こちらの続きです↓
tadamomo.hatenablog.com
腎シンチグラムの結果、提案された選択肢は3つ。
- 予防薬を中断せずに様子を見る
- 予防薬を中断して様子を見る
- 手術
夫婦間で全く話し合いをせずに、意見は一致。
選んだのは3.手術です。
人生は長い。
一時的に辛いだろうけれど、早めに悪い芽は摘み取った方がよい。
痛くて辛い記憶が残らないうちに手術をすることにしました。
もし、今後も尿路感染症(腎盂腎炎)を繰り返すと、腎臓の機能が低下する可能性もあります。
新たな問題の発生
私たちが診察室に入る前から、今までの画像を確認していた医師。
その医師が小声でつぶやいた言葉を私は聞き逃しませんでした。
「あ、飛び出してる?」
飛び出してる!?
えっ、いま飛び出してるって言った???
何が?えっ何が??
冷静を装っていますが、わたしの心中は大パニックです。
その後、腹部エコーをしながら確認。
もしかすると尿管の末端がこぶのように膨らむ<尿管瘤>があるかもしれない。
たしかに、ぽこんと何かが飛び出しているようにも見える。
そうすると術式が変わってくる、尿管だけの手術ではなく膀胱にアプローチすることになるとのこと。
尿管瘤がなければ、異所開口している尿管を異所開口していない方の尿管につなぐだけで済む。
変なところについている尿管をズボッと引っこ抜いて、
接合
尿管瘤があった場合、そこが脆弱なため異所開口している方、していない方、両方の尿管をつなぎなおして、尿の流れを万全にする必要がある。
両方ズボッと抜いて、
接合
異所開口していない方の尿管までつなぎなおすのは、術後の尿の流れが悪くなるのを防ぐためだけだそう。
尿管だけの手術、膀胱にアプローチしない場合の手術に比べ、懸念されることもいくつか教えていただきました。
- 傷が尿管の位置(左)から膀胱の位置(真ん中)になる
- 傷が1センチほど大きくなる
- 術後、血尿がでる
- 術後、排尿時に痛みが伴う
尿管瘤があるかどうかだけのために、もういちど造影剤の検査をするのは体への負担も考えて行わない。
手術時の事前検査で確認する。
(本来は前の病院での造影剤の検査時に、最初にほんのちょっとだけ造影剤を入れてどう流れるか撮影していたらよかったんだけどね、と言っていた先生。前の病院は小児科で、泌尿器科の専門ではないので許してあげてください。だって、先生が前の病院での造影剤検査を頼んでましたよ?)
重複腎盂尿管、異所開口、水腎症、巨大尿管症。
おまけに尿管瘤の疑い。
これ以上、病気は増えないで欲しい。
尿管瘤、どうぞありませんように。
余談:先生こっちを向いて
毎回、診察時間よりかなり前に着くようにしています。
キッズスペースやカフェもあるので退屈はしません。
一通り遊んだあと、診察室前で待つときにシャイな娘が
「せんせいにこんにちはする」とかわいらしいことを言っておりました。
そして回ってきた診察時間。
娘「(小声)せんせいこんにちは」
担当医「…(真剣に画像を確認中)」
娘「(もっと小声)こ…こんにち…」
担当医「(もっと真剣に画像を確認中)はいはい、前回はこんな説明でしたよね。」
娘「こ………(諦めモード)」
私「先生こんにちはだね~」
先生、猛烈に忙しいですよね。
分かります分かります、開業医でも勤務医でもみなさん恐ろしく忙しそうです。
でも、母的にはほんの少し、ほんの少し患者である娘を見てほしかったなと。
これから大事な身体を預ける身としては、先生を信頼してほしいから。
補足しておくと、担当医は子どもに冷たいわけでもなく、折に触れてコミュニケーションをとってくれています。
それが今回たまたま娘が先生に話しかけたいタイミングではなかったということで。
本日のご褒美
今回は時間がかかり夕方にずれ込んだので、売店でさっとマフィンを購入。
お行儀は悪いですが帰り道で食べさせました。
ご褒美は必ずしも食べ物ではなくてよいとは思うのですが、一番喜ぶのでおやつに落ち着いてます。
今のところ、娘は「病院こわくないよ。」と言っています。
参考:娘の病気を時系列でまとめました↓
www.tadamomo.net
本日もお読みいただきありがとうございました!
診察前に「いたくない?」と確認してくることも多いですけどね(笑)
お読みいただけたらポチッと!ありがとうございます!!