こんばんは。
先日、子育て中、最悪といえる失敗談をお話ししました。今でも思い出すたびに胸がギューーーとちじこまるのですが、また違った意味で胸がギューーーーとする体験をしました。
tadamomo.hatenablog.com
娘の定期検診。
娘を私ひとりで病院へ連れて行く日は、電車とバスを乗り継いでゆきます。とても遠く、時間によっては通勤時間とぶつかるため、大変気を遣います。
その日はただでさえ遅い時間の診察が2時間も遅れ、帰宅ラッシュと重なることに。
そんなバスの車中。がらがらだったので、ベビーカーをに備えつけられたベルトに固定し、私はベビーカーのハンドルを手で固定するためにひとつ後ろの座席へ。
娘のベビーカーと並列して空席が1つ、その空席の後ろの座席に私が座っている状態です。
すると、途中から想像以上の人が乗ってきて、70代と思われる男性が立つはめに。娘の隣の席は空いているのに、娘と並列になるため、中々他人は座りにくい。
車内後部座席は空いていたのですが、申し訳なかったので私は立つことに。
そのときのやりとり。
「ベビーカーで場所を取ってすみません。座ってください。」
「赤ちゃんつれてなにいってんの。座って座って。」
「いえ(赤ちゃんじゃないですもう……)、これからたくさん人が乗ってくるかも知れませんし。」
「乗ってきてもひとりふたりじゃない。良いから良いから。」
男性に強引に押し切られた形で座席に戻る私。
にこにこ顔の立ったままの男性。
しばらくバスに揺られましたが、男性のおっしゃった通り乗ってきた方より降りた方の方が多く、座れない人はいませんでした。
しばらく経った頃、男性が私に耳打ちをしました。
「子育て中は気を遣ってばっかりでしょう。こんな時くらいは甘えていいんですよ。」
わたし、涙、どば〜。
思い返せば子供が生まれて3年、乗り物乗るにも、ご飯食べるにも、買い物行くにも「ごめんなさい。」「すみません。」と言わない日はなかったような気がします。
私が立ってベビーカーを支えるか、娘の隣の席に座ればその男性はすんなり席に座れていたはずなのに、男性はずっと穏やかな笑顔で私と娘を見守ってくださいました。
私の父より少し年上かと思われる男性。きっと、可愛いお孫さんのおじいちゃんなのでしょう。私と娘さん、息子さんが重なったのかもしれません。また、お孫さんたちがまだ小さかった頃、おじいちゃんも気を遣って孫育てをしていたのかもしれません。
子連れは迷惑な存在です。でも、温かい社会の中で私は子育てをしています。
本日もお読みいただきありがとうございました!
いつもは畳んで乗車するのですが、この時は娘が寝てたんです……って言い訳がましいなw
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